THE CREATORS #nomorerules.

THE CREATORS #nomorerules.

THE CREATORS #nomorerules.

木村一真がセルフメイクで体現する、自己表現の可能性。

木村一真がセルフメイクで体現する、自己表現の可能性。

木村一真がセルフメイクで体現する、自己表現の可能性。

THE CREATORS vol.1

木村一真 #3

2022.12.15

注目のクリエイターに、既存の枠にとらわれない表現を引き出してもらうことで、自己表現の可能性を広げていく企画「THE CREATORS」。ヘアメイクアップアーティスト・木村一真さんが今回のテーマに選んだのは「自分」。第1回目の「粋」、そして第2回目の「プリンシプル」で表現した“理想の人物像”を、今回は自分自身に投影した木村さん。セルフメイクを通して見えてきた“自己表現”への思いとは?

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

画家が自画像を描くように、自分自身に向き合う

画家が自画像を描くように、自分自身に向き合う

画家が自画像を描くように、自分自身に向き合う

――アーティストや俳優など、さまざまな「顔」と向き合ってきた木村さんが、今回「セルフメイク」を選んだ理由はなんですか?

いちばん大きな理由は、“挑戦”です。僕が仕事や人生において大事に思っていることを、自分自身にセルフメイクで反映させたらどうなるのか。いつもヘアメイクの仕事のなかで、その人にとっての新しい表現や魅力を引き出そうと挑戦を続けていますが、やっぱり今でも「自己表現ってなんだろう」と悩むことも多くて。だから、今回のセルフメイクを通して、その可能性を探ってみたかったんです。僕にとってメイクは仕事であり表現でもありますが、メイクに限らず、人生において“自分にとって新しいことに一歩踏み出してみる”っていうのは、とても大切なこと。それを身をもって体現できたらいいなと。

あとは単純に、名を残してきた芸術家たちはみな、自画像で表現しているイメージがあって。かっこいいから真似したいなと思い、シンプルに自分自身で表現してみたのもきっかけですかね(笑)。

zine-cr_001_03-article_01-img-01-s

――それは、自分と向き合っていくような作業なんでしょうか。

そうかもしれないです。まず「自分ってどういうもので構成されているんだろう」って自身を見つめなおすことから始めたんです。1記事目、2記事目では「粋」「プリンシプル」という自分の中の2大キーワードをテーマにしましたが、実際そういうものが僕に備わっているかって言われると正直わからなくて。でも、その2つのテーマをセルフメイクに落とし込んでみれば、少しでも理想の自分に近づけるかもしれない。そういう「自分探し」を、今回は僕自身の挑戦としてやってみようと思いました。

~木村一真「セルフメイク」×KATE~

~木村一真「セルフメイク」×KATE~

~木村一真「セルフメイク」×KATE~

自分自身を見つめ、2つの理想像を対比させたメイク

自分自身を見つめ、2つの理想像を対比させたメイク

自分自身を見つめ、2つの理想像を対比させたメイク

zine-cr_001_03-article_02-img-01-s

zine-cr_001_03-article_02-img-02-s

zine-cr_001_03-article_02-img-03-s

zine-cr_001_03-article_02-img-04-s

1つの顔で表現する、人間の二面性

1つの顔で表現する、人間の二面性

1つの顔で表現する、人間の二面性

――今回のセルフメイクは、具体的にどんなイメージで作っていきましたか?

今回は右半分の顔と左半分の顔で、2つの異なるメイクテーマを対比させています。どうしてかというと、1人の人間の中には「陰と陽」のような二面性があると僕は思っていて、それをビジュアルで表現したかったからです。でも、人の二面性って実はそれぞれが混ざり合っていて、はっきりと分けることはできないものだと思うんです。だから2つを極端に違うメイクにはせず、よく見ないと気づかないくらいの差に仕上げています。

zine-cr_001_03-article_03-img-scroll

zine-cr_001_03-article_03-img-scroll

zine-cmn-img-clear

zine-cr_001_03-article_03-img-01-s

――その2種類のメイクが、1記事目・2記事目でもメイクテーマとして出てきた「粋」と「プリンシプル」。これまでの記事でも、今回の企画でも、木村さんが思う“理想の人物像”を表現しているメイクですね。

そうです。写真右側のメイクが「粋」、そして左側のメイクが「プリンシプル」をあらわしています。僕は「諦めの美学や潔さ」を持っている人が「粋」だと感じるので、右側に関しては、目の下のクマや素肌の色ムラをあえて活かしていくという「隠さない潔さ」をソリッドなメイクで表現しました。

「プリンシプル」の方は、「自分のスタイルを持った、芯のある人」の内面の強さを表現したかったので、肌の内側からにじむような血色感をメイクで演出するイメージで作っています。チークやリップに暖かみのあるカラーを使うことで、丸みを帯びたエレガントな柔らかさを出しているのもポイントですね。

SELF MAKEUP POINT

SELF MAKEUP POINT

SELF MAKEUP POINT

zine-cr_001_03-article_03-img-02-s

「粋」(写真右半顔)

素肌の陰影を活かしたシャドウ使い

「人の目を気にせず、自分はこれでいい」という諦めの美学は、木村さんが思う「粋」のエッセンス。今回の「粋」なセルフメイクでは、その美学を、“隠さない潔さ”で表現。目の下のクマや、素肌に浮かび上がる色素の濃淡を隠すのではなく、逆に活かすようなアイシャドウとシェーディングで、自分らしい自然な美しさを作る。クマや色ムラをネガティブにとらえず、メイクでギミックをプラスすることで新たな魅力が生まれた。

zine-cr_001_03-article_03-img-03-s

「プリンシプル」(写真左半顔)

肌をふんわりと染める柔らかい赤み

自分の中にある芯の強さやスタイルを表現した「プリンシプル」なセルフメイク。柔らかな膨らみを感じるピンクのチークやリップで、暖かさや内側からにじむような血色感を演出する。こめかみから頬に向かってふんわりと色をのせ、耳たぶにも少しチークを入れることで顔全体に奥行き感が生まれ、どこか艶のある表情に。揺るぎない“私”を持っている、成熟したエレガントな美しさを表現。

USED ITEM

USED ITEM

USED ITEM

「粋」

A. ザ アイカラー CT510(目頭下、目尻に使用)
B. ザ アイカラー SG608(上まぶた全体に使用)
C. ザ アイカラー SG610(目のキワに使用)
D. カラーシェーディングバー01

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_a-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_a-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_a-s

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_b-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_b-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_b-s

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_c-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_c-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_c-s

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_d-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_d-m

zine-cr_001_03-article_03-point01-img_d-s


zine-cr_001_03-article_03-point02-img_a-m

zine-cr_001_03-article_03-point02-img_a-m

zine-cr_001_03-article_03-point02-img_a-s

zine-cr_001_03-article_03-point02-img_b-m

zine-cr_001_03-article_03-point02-img_b-m

zine-cr_001_03-article_03-point02-img_b-s


“常に挑戦し続けること”が僕にとっての自己表現

“常に挑戦し続けること”が僕にとっての自己表現

“常に挑戦し続けること”が僕にとっての自己表現

zine-cr_001_03-article_04-img-01-s

――今回、撮影を通してどんなことを感じましたか?

やっぱり「メイクって面白いな」って心から思いましたね。セルフメイクをしてカメラの前で撮られるって、ヘアメイクアップアーティストとしては普段なかなかないことなので、ちょっと違和感があるんですよ。でも、「この挑戦をちゃんと自分のものにしなきゃいけない」とか、「自分を思いっきり表現するためにはどうしたらいいんだろう」とか、メイクや撮影中に色々と試行錯誤していって。

「これが正解」っていうものはないんですけど、自分なりに自信を持って表現できたことが、嬉しかったですね。メイクが自分を動かしてくれたというか。この企画を通して「かっこいい」ってなんだろうと改めて考えたことで、すごく進化できた感覚があります。

――どんなふうに進化したなと感じますか?

僕はもともと人と目を合わせて話すのが苦手だったんですが、自分なりに「自己表現」に向き合って、それが少し変わってきた気がします。理想の人物像をメイクで自分に投影していくという「自分探し」ができたことで、見た目はもちろん内面もその理想に近づきたいと思えました。みなさんがメイクや自己表現を楽しんだり悩んだりしている感覚や、「メイクをすることでこんなにマインドが変化したり、自信につながるんだな」ってことまで、身をもって体感できた。メイクの面白さや可能性、そしてヘアメイクという仕事の価値も、改めて感じることができました。

zine-cr_001_03-article_04-img-02-s

――最後に、自分のスタイルが見つからなかったり、「自己表現」に悩んだりしている人へ、木村さんが伝えたいことはありますか?

誰かにヘアメイクするときはいつも「初めまして」のつもりで臨んでいて緊張するし、その人の本質的な魅力を見極めようと試行錯誤しています。僕は今33歳なんですけど、この歳になっても毎回のメイクを通して、新しい表現に挑戦し続けている。だからずっともがいてるし、30代になっても昔と変わらず「自己表現」に悩んでいるんですよね(笑)。でも、「何かを表現しよう」とか「挑戦しよう」っていう姿勢を持つことが大事だから、悩むことをネガティブにとらえず、ポジティブに肯定してあげてほしい。

今回、自分の人生哲学みたいなものをヘアメイクで表現していく挑戦を通して、そういう姿勢が伝わればいいなと思いました。「自己表現」に挑み続ける、求め続けるってことを大切に。自分自身や周りを否定するんじゃなく肯定して、いいものが作れたら最高ですから。

セルフメイクを通して、「なりたい自分」を追求し、挑戦し続けることの大切さを伝えてくれた木村さん。次回は、新進アーティストをゲストに迎え、ヘアメイクで彼らの「アーティスト写真」をプロデュースする企画をお届け。木村一真×アーティストのコラボレーションをお楽しみに。

KATE MAGAZINE
THE CREATORS vol.1
プレゼントキャンペーン

実施期間:
12/15(木)~2023/1/5(木)23:59まで

応募者の中から抽選で10名様に、
KATE MAGAZINE THE CREATORS vol.1 #2で使用した

メイクセット(全て現品)を
プレゼントいたします。
こちらのURLにアクセスいただき、

アンケートへのご回答をお願いいたします。

アンケートはこちら

応募規約はこちら

プレゼント応募規約


株式会社カネボウ化粧品(以下「当社」といいます)が企画・実施するキャンペーン「KATE MAGAZINE THE CREATORS vol.1プレゼントキャンペーン」(以下「本キャンペーン」といいます)にご応募いただく前に、本応募規約をよくお読みください。なお、本キャンペーンにご応募いただいた方(以下「応募者」といいます)は、ご応募いただいた時点で、以下の内容にご同意いただいたものとみなします。本応募規約は本キャンペーンに関する応募者と当社の合意の内容となります。

1.本キャンペーンの概要


【応募期間】
2022年12月15日(木)10:00~2023年1月5日(木)23:59:59

【応募方法】
KATE MAGAZINEに関するアンケート(https://ssl.kanebo-cosmetics.co.jp/enquete/2022-065_kate)にご回答いただき、応募を完了してください。

【当選発表】
・応募者の中から抽選のうえ、当選者を決定いたします。
・当選者のみに、KATE公式アカウントからダイレクトメッセージをお送りし、プレゼント発送に関するご案内及びプレゼントの発送先の確認をさせていただきます。
・入力フォームは受付完了画面の表示をもって登録完了となります。別途受付完了メールは送付されませんのでご了承ください。
・当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。(2月上~中旬予定)
・発送は諸事情により発送に遅れが生じる場合がございますのでご了承ください。

2.注意事項


【応募に関する注意事項】
・次の場合にはご応募は無効となります。
1)当選通知前にご応募に使用したアカウントが削除されている場合
2)当選通知前にご応募に使用したアカウントのユーザー名(@で始まるもの)が変更されている場合
3)アカウントを非公開としている場合及び投稿後に非公開とした場合
4)当社社員及び本キャンペーンの関係者による応募の場合
5)その他、応募者が本応募規約に違反した場合
・ご応募はお一人様1回限りとさせていただきます。
・本キャンペーンへのご応募、お問い合わせにかかる通信料は、応募者のご負担となります。
・機種・OS・ブラウザ等の理由により一部のPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット等ではご応募いただけない場合もございます。
・本キャンペーンへのご応募によるいかなるトラブル、損害が発生したとしても、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
・本キャンペーンは、Twitterの運営会社の提供・協賛によるものではありません。
・Twitterのご利用にあたっては別途それぞれの利用規約が適用されますので、ご自身で責任をもってご確認のうえ、ご利用ください。
・Twitterが提供するサービスのメンテナンスや不具合、応募者の利用する通信端末や通信事業者の提供するサービスの不具合等により、本キャンペーンへのご応募が行えない場合や、情報漏えいその他の損害が応募者や第三者に発生した場合においても、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
・本応募規約に違反していると当社が判断した場合、応募者のアカウントのブロック等の必要な措置を取ることができるものとし、これに関連して応募者に損害が発生した場合についても、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

【禁止事項】
以下のいずれかに該当する投稿は禁止とさせていただきます。これらの投稿によるご応募は、無効とさせていただきます。
1)法令や公序良俗、本応募規約の各規定に違反し、またはそのおそれがある投稿
2)第三者の著作権その他の知的財産権や肖像権、プライバシー権その他の権利または利益を侵害し、またはそのおそれがある投稿
3)わいせつ・残虐・差別に相当する等の事情により、第三者に不快感を与える投稿
4)当社・他人を誹謗中傷する投稿
5)営利を目的とした投稿
6)犯罪行為や危険行為を誘引させる投稿
7)個人情報が含まれている投稿
8)プログラム等による自動応募と当社が判断した投稿
9)その他当社が本キャンペーンの趣旨に照らして不適切と判断した投稿
・本キャンペーンのご応募にあたり、本キャンペーンサイトへの不正アクセス、Twitterアカウントやメールアドレスの不正取得その他の不正行為を行った場合は、ご応募を無効とさせていただきます。

【当選に関する注意事項】
・ダイレクトメッセージを受信いただけない場合、またはダイレクトメッセージでご案内する期限までにプレゼントの発送先をご登録いただけない場合は、当選を無効とさせていただきます。
・プレゼントの発送先は、日本国内に限らせていただきます。
・住所の誤記、転居先不明、長期不在等の理由によりプレゼントをお届けできない場合、当選は無効とさせていただきます。
・当選の権利及びプレゼントを第三者へ譲渡・換金・転売することはできません。プレゼントは本キャンペーンにご応募していただいたお礼となっておりますので、オークション等への出品もご遠慮ください。
・発送先登録フォームを他の人に共有した場合、当選が無効となります。
・景品表示法等の法令の規制により、同時期に実施する当社または第三者が実施するキャンペーンと重複して当選できない場合がございます。
・抽選後に応募者が本応募規約に違反していたことが判明した場合、当選を無効とさせていただく場合がございます。

【本キャンペーン及び本応募規約の変更等】
・本キャンペーン及び本応募規約は、プレゼントの内容を含め、予告なく変更・中止・終了することがあり、その場合当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
・本キャンペーン及び本応募規約の変更・中止・終了の効力は、本キャンペーンサイトに本キャンペーンの変更・中止・終了のご案内を掲載した時点または変更後の本応募規約を掲示した時点で全ての応募者に生じるものとします。

【その他】
本キャンペーン及び本応募規約に関する事項には日本法が適用されます。本キャンペーンに関する紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とさせていただきます。

3.個人情報の取り扱いについて


当社は、応募者からいただいた個人情報を、抽選、当選連絡、プレゼントの発送、お問い合わせへの返信等の当社が実施するキャンペーンの運営及び当社グループの化粧品事業におけるより良い商品・サービスの開発のためにのみ利用させていただきます。また、当該キャンペーンの運営の委託に必要な範囲で委託先に提供する場合及び当社グループの化粧品事業のために当社と共同して利用する当社の関係会社に提供する場合を除き、個人情報を応募者の承諾なく第三者に提供することはございません(法令等により開示を求められた場合を除く)。

4.本キャンペーンについてのお問合わせ


●当キャンペーンに関するお問い合わせ先はこちら
https://ssl.kao.com/jp/kanebo-cp/

●商品のお問い合わせ先はこちら
https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/contact/

・お問い合わせの内容によっては、お返事を差し上げるまでにお時間がかかることがあります。あらかじめご了承下さい。
・応募受付の状況、選考結果やプレゼントの発送に関する個別のお問合せにはお答えできません。

※「カネボウ化粧品のキャンペーン規約」はこちらをご確認ください
https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/function/campaign/

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

Profile

木村一真
ヘアメイクアップアーティスト。都内のサロンを経て、2020年に駒場にヘアアトリエ「捨迦刃庭」を、2022年には外苑前に「skavati」をオープン。アーティストのミュージックビデオやアーティスト写真、俳優の撮影仕事を中心に、ブランドルック、エディトリアル、広告などさまざまな媒体でヘアメイクを手がける。

Staff

Hair&Make:Kazuma Kimura(skavati)
Photo:Koichiro Iwamoto(model),
Yui Fujii(creator)
Stylist:Sho Sasaki
Text:Mayu Sakazaki
Edit:Junko Inui,Rei Yanase,
Mizuki Katsumata,Hiroto Okazaki(Roaster)

Related Articles

Page Top