“こうあるべき”から離れて、 発想を解き放つ。 #nomorerules. vol.12 #2 GYUTAE  2022.07.27

“こうあるべき”から離れて、 発想を解き放つ。 #nomorerules. vol.12 #2 GYUTAE  2022.07.27

“こうあるべき”から離れて、 発想を解き放つ。 #nomorerules. vol.12 #2 GYUTAE  2022.07.27

メイクを通して“自分を好きになる方法”を発信してきたメイクアップアーティスト、GYUTAEさん。自分自身を縛る、さまざまな既成概念との付き合い方とは?


01. 性別以前に、人はそれぞれ違うもの


02. 自分を肯定してくれる“何か”を見つけて


03. 目指すのは誰かじゃなく、最大限の自分


NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

コンプレックスさえも、ポジティブに伝えたい

コンプレックスさえも、ポジティブに伝えたい

コンプレックスさえも、ポジティブに伝えたい

──GYUTAEさんはこれまで、“縛られている”と感じたことはありますか?

もう挙げたらキリがないくらい、何に関してもそういうことの連続でしたね。いちばん自分に直結しているのは、やっぱり「男はこうあるべき」という既成概念。「男だから女だからっていう前に、十人十色、人間それぞれ別なんじゃないの?」って、子どもの頃からいつも思っていました。性別という区別や違いそのものがあるのは分かっているけれど、本人が「これが着たい、これがやりたい」と思えるものがあるなら、ルールにとらわれなくていいんじゃないかなって。

僕自身も、メイクをしていることで「“男なのに”メイクしてるの?」とか、「“男なのに”きれいですね」とか言われることが昔は多かったんです。きれいというのは褒め言葉だし、うれしいことでもありますが、“男なのに”という言い方には疑問がありました。そういう固定観念が視野を狭めてしまうから、そこから離れれば、もっと発想が解き放たれるはずなのにって。

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──逆に、自分で自分を縛ってしまうことはありますか?

自分を客観視しすぎてしまって、ハメを外せないことはよくあります。人がたくさんいる場所に行くと、意識する対象が増えるので、頭がパンパンになって疲れちゃう。人と飲みに行っても、酔う前に無意識にタクシーを呼んで帰宅していたり(笑)。自分をさらけ出せないんですよね。

──でも、GYUTAEさんはYouTubeやエッセイを通して、メイクだけじゃなく、コンプレックスや恋愛観など、自分自身についてもオープンに発信されていますよね。

そうですね、だから本当はさらけ出したいんだと思います。自分のやりたいことをやってはいても、人間関係で悩むことはやっぱり多くて。僕が脱毛症のことや自分自身のことをメディアで発信するのって、誰かに直接伝えるのが難しいから、先に知っておいてほしいという期待もあるのかもしれません。相手に気を遣わせるかなとか、ナイーブに思われるかなとか、一対一だとすごく気にしてしまうので。自分のことをみんなに隠さず発信していれば、誰かに探られることもなく、僕自身も楽でいられるんです。

──その伝え方や言葉選びが、いつもすごく丁寧だなと感じます。

せっかく発信するなら、自分にとってマイナスなこともポジティブに伝えたいんです。くすって笑えるくらいのテンションで言ってしまった方が、自分も相手も楽になれるじゃないですか。こういう仕事をしている以上は、自分の思いを誤解なくきちんと伝えて、自分の言葉に責任を持たないといけない。だから自分を守るためにも、僕に影響を受ける誰かを守るためにも、言葉選びにはすごく気を遣っているつもりです。

自分の頑張りは、自分で評価してあげる

自分の頑張りは、自分で評価してあげる

自分の頑張りは、自分で評価してあげる

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――まったく知らない人に、外見や内面をジャッジされることもあると思います。それにどう向き合っていますか?

昔は「どうしてこんなこと言われるんだろう」と悩むこともありましたが、最近はあまり考えなくなりました。深く考えて書いたコメントじゃないっていうのは見れば分かるし、それに対して自分が真剣に受け止めすぎてしまうのも馬鹿らしいじゃないですか。会ったことのない人に批判的なことを言われても、なんとも思わない。今はそういうマインドになっています。

――そう思えるようになったのは、自分自身が確立されて自信が持てるようになった、というのも大きいですか?

そうですね。「仕事がしっかりできた」とか「満足のいくメイクができた」という成功体験を積み重ねていくことで、自分が生きている日々に対して自信が持てるようになる。自分の頑張りを自分で評価できていたら、誰かに否定されても関係ないんです。そうやって頑張ってきた自分が大好きだから、大丈夫って思える。メイクの研究や自分磨きや、すべての努力が自信に繋がっていきました。

──そう思えるまでには、つい周りの人と自分を比べたり、悩んでしまったりすることもありますよね。そういうときに支えになったものってありますか?

僕は韓国の男性アーティストがメイクを楽しむ姿に影響を受けてきたし、それが自分を変えてくれたと思っています。そんなふうに、“自分を肯定してくれるような何か”に出会えたら、それって素晴らしいことですよね。たとえば好きなアーティストでもいいし、俳優でもいいし、身近にいる両親でもいい。「自分はこうあってもいいかも」って思わせてくれる人やものに出会えたら、自分を肯定できるはず。

誰かになるよりも、“自分にとってのベスト”を選ぶこと

誰かになるよりも、“自分にとってのベスト”を選ぶこと

誰かになるよりも、“自分にとってのベスト”を選ぶこと

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──KATEは「no more rules.」(なりたい自分になる、ルールはない)というコンセプトを掲げています。今、GYUTAEさんが思う“なりたい自分”とは?

“なりたい自分”って、日々更新されていくもの。生きていくなかで、色々な経験をして、色々なことを知って、どんどん変わっていくんです。だから、現時点では今の自分がベストです。

──なりたい自分と、今の自分。そのギャップに苦しんでいる人に、伝えたいことはありますか?

特定の憧れの人になろうとしてしまうと、苦しくなるからやめた方がいいよって伝えたい。自分じゃない“誰か”を見ているから、そういう発想になってしまうんですよね。憧れの人がいるのは素敵だけど、自分とは違う人間なんだということをちゃんと認識していないと「いつまでも近づけない」って落ち込んじゃうから。

たとえばメイクだと、まず自分の骨格を知って、それに合うアイテムやメイク方法を選ぶのが大切なんです。そうすることで、なりたい自分に近づく方法を探っていける。憧れの人の好きなところを目標にするのはいいけれど、その人にはなれない。自分のベストを目指していくのが「なりたい自分」への近道だと思います。

TODAY’S MAKE-UP POINT

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最後に、先週公開された記事#1、そして今回の記事#2のメイクポイントを解説。グレーのセットアップ×シルバーのタンクトップに身を包んだGYUTAEさんが施したのは、メタリックな目もとが印象的なパープルメイク。

仕上がりイメージ

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POINT 01 ベースメイクは、カラーコントロールの下地「スキンカラーコントロールベース GN」を気になるポイントに使うことで、色味を均一にして赤みをカバー。ファンデーションは「リアルカバーリキッド(ライトグロウ)」の00と02を混ぜて顔全体に指でのせていく。その後、パフで叩くように塗り広げていくと、より密着力がアップ。仕上げに「フェイスパウダーZ(オイルブロック)」を重ねれば、崩れにくいベースメイクの完成。

POINT 01 ベースメイクは、カラーコントロールの下地「スキンカラーコントロールベース GN」を気になるポイントに使うことで、色味を均一にして赤みをカバー。ファンデーションは「リアルカバーリキッド(ライトグロウ)」の00と02を混ぜて顔全体に指でのせていく。その後、パフで叩くように塗り広げていくと、より密着力がアップ。仕上げに「フェイスパウダーZ(オイルブロック)」を重ねれば、崩れにくいベースメイクの完成。

POINT 01 ベースメイクは、カラーコントロールの下地「スキンカラーコントロールベース GN」を気になるポイントに使うことで、色味を均一にして赤みをカバー。ファンデーションは「リアルカバーリキッド(ライトグロウ)」の00と02を混ぜて顔全体に指でのせていく。その後、パフで叩くように塗り広げていくと、より密着力がアップ。仕上げに「フェイスパウダーZ(オイルブロック)」を重ねれば、崩れにくいベースメイクの完成。

POINT 02 アイメイクは衣装に合わせてメタリックなものをチョイス。まず「デザイニングブラウンアイズ BR-6」の左から2番目のミディアムカラーを上まぶた全体にのせ、その右隣にあるカラーニュアンスシェードをアイホールよりやや狭めに、そして右端のディープカラーを二重幅にのせる。グラデーションができたら、最後に左端のハイライトカラーを目頭に入れることで、大きく印象的な目もとに。  ポイントとして、「ザ アイカラー」024(ダークブラウン:驚きに満ちて)を目尻にくの字になるようにのせると、スモーキーな雰囲気になり、目もとの印象が引き締まる。仕上げに黒目の上あたりのまぶた中央に 「エレクトリックショックアイズ PU-1」の左側のエレクトリカルカラーと右側のフラッシュグリッターをのせて、セクシーな煌めきをプラス。

POINT 02 アイメイクは衣装に合わせてメタリックなものをチョイス。まず「デザイニングブラウンアイズ BR-6」の左から2番目のミディアムカラーを上まぶた全体にのせ、その右隣にあるカラーニュアンスシェードをアイホールよりやや狭めに、そして右端のディープカラーを二重幅にのせる。グラデーションができたら、最後に左端のハイライトカラーを目頭に入れることで、大きく印象的な目もとに。  ポイントとして、「ザ アイカラー」024(ダークブラウン:驚きに満ちて)を目尻にくの字になるようにのせると、スモーキーな雰囲気になり、目もとの印象が引き締まる。仕上げに黒目の上あたりのまぶた中央に 「エレクトリックショックアイズ PU-1」の左側のエレクトリカルカラーと右側のフラッシュグリッターをのせて、セクシーな煌めきをプラス。

POINT 02 アイメイクは衣装に合わせてメタリックなものをチョイス。まず「デザイニングブラウンアイズ BR-6」の左から2番目のミディアムカラーを上まぶた全体にのせ、その右隣にあるカラーニュアンスシェードをアイホールよりやや狭めに、そして右端のディープカラーを二重幅にのせる。グラデーションができたら、最後に左端のハイライトカラーを目頭に入れることで、大きく印象的な目もとに。  ポイントとして、「ザ アイカラー」024(ダークブラウン:驚きに満ちて)を目尻にくの字になるようにのせると、スモーキーな雰囲気になり、目もとの印象が引き締まる。仕上げに黒目の上あたりのまぶた中央に 「エレクトリックショックアイズ PU-1」の左側のエレクトリカルカラーと右側のフラッシュグリッターをのせて、セクシーな煌めきをプラス。

POINT 03 リップはアイシャドウの色に合わせて、モーヴピンクの「リップモンスター 08」をしっかり重ね塗り。全体のバランスを見ながら、少しオーバーめに塗っていく。リップを選ぶときは、単純なカラーだけでなく、ラメやパールの色味を見るのがポイント。今回のようなブルーパール入りのアイシャドウには、同じようにブルーパールの入ったリップを選択することでメイクに統一感が出る。

POINT 03 リップはアイシャドウの色に合わせて、モーヴピンクの「リップモンスター 08」をしっかり重ね塗り。全体のバランスを見ながら、少しオーバーめに塗っていく。リップを選ぶときは、単純なカラーだけでなく、ラメやパールの色味を見るのがポイント。今回のようなブルーパール入りのアイシャドウには、同じようにブルーパールの入ったリップを選択することでメイクに統一感が出る。

POINT 03 リップはアイシャドウの色に合わせて、モーヴピンクの「リップモンスター 08」をしっかり重ね塗り。全体のバランスを見ながら、少しオーバーめに塗っていく。リップを選ぶときは、単純なカラーだけでなく、ラメやパールの色味を見るのがポイント。今回のようなブルーパール入りのアイシャドウには、同じようにブルーパールの入ったリップを選択することでメイクに統一感が出る。

次回は、GYUTAEさんがメイクアップアーティストとしてこだわっていること、大事にしていることなど、メイクとの関わりについてさらに深く掘り下げていきます。

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期間限定配信:12月中旬頃まで

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

Profile

GYUTAE
1994年12月23日生まれ、広島県出身。YouTubeを中心に活動し、性別や国籍、ジャンルを越えた変身メイクで話題を集めているメイクアップアーティスト。10代から全身脱毛症を患い、髪の毛やまつ毛、眉毛など全身の毛が生えないというハンデを負いながら、メイクを通してコンプレックスと共に生きる方法を発信。その前向きな考えや生き方が同世代を中心に共感を呼んでいる。また、今年3月に幻冬舎より初のエッセイ本『無いならメイクで描けばいい』を発売。

Staff

Photo:Yui Fujii
Text:Mayu Sakazaki
Edit:Asako Tanaka,Rei Yanase,
Mizuki Katsumata(Roaster)

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