なりたい自分は、たどり着いた“今の自分”。 #nomorerules. vol.11 #2 yurinasia  2022.05.30

なりたい自分は、たどり着いた“今の自分”。 #nomorerules. vol.11 #2 yurinasia  2022.05.30

なりたい自分は、たどり着いた“今の自分”。 #nomorerules. vol.11 #2 yurinasia  2022.05.30

自身が生まれ育った福岡県・水巻町を拠点に活動するダンサー・yurinasiaさん。地方に住みながら国内外で多岐に渡り活躍する彼女の“縛られない”マインドの源とは?


01. 窮屈さから抜け出せた理由


02. 私のスタイルを支えるもの


03. no more rules.は道を切り開くおまじない


NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

自分を解放できたきっかけは好奇心

自分を解放できたきっかけは好奇心

自分を解放できたきっかけは好奇心

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――地元を拠点に活動しているyurinasiaさんですが、行動の制限を感じることはありますか?

自分の今いる環境を窮屈だと感じることはないですね。当然ながら、今活動拠点にしている地元は大都市から距離があるので、出張などで移動に時間はかかってしまいますが、今はネットの時代。SNSを通して世界中に自分のダンスを発信することができるので、どこにいてもたくさんの人と繋がることができます。さらに、家族の支えがあるので子育てをしながらでもダンススクールや個人のお仕事もできていますし。

――確かにyurinasiaさんを見ていると、環境やルールに縛られずに表現を楽しんでいるように感じます。「ルール」についてはどう思いますか?

そもそも私は、ルールというものを感じない性格だから、自分らしいダンスが生まれているなと思うんです。誰かが決めたルールの中で表現しても、それ以上は大きくなれない。環境もそうですが、一見自分を縛るような何かがあったとしても、私はそこからスルスルっと抜けられて、縛られていると思わないタイプなんです。

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――“ルールを感じない性格”は、どのように形作られたと思いますか?

小学生のころにたくさんの“縛られる”経験をしたからこそ、形成されてきたと思っています。当時は学校の規則が大嫌いだったし、集団行動も苦手で。「なぜみんなで同じ方を向かなきゃいけないの?」という疑問がうずいて、すごくしんどかった。きっと小さいころに同じような生きづらさを抱いていた人も多いんじゃないかな?

そして、その窮屈さから私を解放してくれたのがダンスでした。はじめて踊ったときに、「これだ!」という感覚が体中を走ったんです。それまでほかのスポーツもやっていましたが、思い切って辞め、ダンス一本に。ダンスは心のなかにある訴えや気持ちを口に出さずに「身体」で表現できるから、私の性格にピタッとハマったのかも。だから、今はありのままの姿で踊っている自分が好きです。私の場合はダンスでしたが、縛られている心は思いもよらないきっかけで解放されるものだから、何かをやってみようという好奇心も大切。色々と試していくうちに自分にピタッとハマるものに出合えるはずです。

やりたいことがあるから、できる方法を探す

やりたいことがあるから、できる方法を探す

やりたいことがあるから、できる方法を探す

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――ダンサー、振付師としても国内に留まらず活躍の場を広げていますが、変わらず地元・福岡県から発信することにこだわる理由は?

生まれ育ったこの町が好きだから、地元にいるのは私にとって当たり前なこと。川があって、ちょっと離れたら山や海もある。のどかな空気感が落ち着くし、すーっと息がしやすいんです。それに主宰するスクールの教え子たちがこの町にいるので、離れるという選択肢はないですね。

そして何よりも、私の子供たちのコミュニティがここで育まれているのは大きいです。私の本業はあくまでも「母親」。仕事を疎かにしているわけではありませんが、子供たちが生きる世界を守れないのであれば、「ダンサー」もできません。ダンスは心からやりたいことだから、地元にいながら発信する方法を探しましたし、遠く離れた都心や海外からも声をかけていただけるように練習も重ねてきました。正解なのかは分かりませんが、私の活動を通して「こんな仕事のやり方もあるよ」とみなさんの背中を押せたらうれしいですね。

――独自のスタイルを貫かれている分、ときには批評されることもあると思います。それによって落ち込んだら、どんな風に解決していますか?

気にしない、気にしない!と思っていても、やっぱり気にはなります。そんなときは夫に聞いて、彼の「気にしないことよ」という言葉でモヤモヤを解消していますね。私のことを愛してくれている夫の言葉は、全てを包み込むような大らかさがあって、自分の考えの小ささに恥ずかしくなることも(笑)。パートナーや家族、友人など、身近に応援してくれる誰かがいるだけで、気が楽になると思います。

SCROLL   SCROLL

SCROLL   SCROLL

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人は、なりたい自分になるために何かに縛られなくていい

人は、なりたい自分になるために何かに縛られなくていい

人は、なりたい自分になるために何かに縛られなくていい

――KATEが掲げている「no more rules.」(なりたい自分になる/ルールはない)というコンセプトには、どんな印象を受けますか?

これが「全て」だと思います。人はなりたい自分になるために何かに縛られなくていい。誰にとっても「no more rules.」が人生のテーマになってくるんじゃないかな。これは私自身が心に留めると同時に、いつも生徒や子供たちに伝えている言葉でもあるんです。なりたい自分になるために全力で挑戦する、そして目指す場所があるからこそ、時には嫌なことだって頑張れるんですよね。

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――yurinasiaさんはどんな「自分」になりたいですか?そのために工夫されてきたことを教えてください。

なりたい自分は、まさに今の自分。母親としての役割をちゃんと果たす、という自分の中での最重要条件をクリアした上で自分の好きなダンスができている、と胸を張って言えるから。

そして、自分自身が目指すダンサーになるためには、練習だけではなく日々研究も欠かしません。ダンスは反復練習だけではなく「こう見せたいなら、どこから体を動かそう」と表現を細かく突き詰めることが大事。それをコツコツやってきたことで、今の私のダンススタイルが出来上がったとも実感しています。

――「なりたい自分」が見つからない人にアドバイスするとしたら?

いろいろな人と会って、話をすると良いかもしれません。もし肌が合わない人と出会っても、否定から入らずにいい部分を探すようにしてみるとか。それを繰り返していくと、他人に対して「ここが素敵だな」と感じたポイントが自分のなかに蓄積されていくはず。それらを合わせると「あ、こんな人になりたいかも」という理想像が見えてくると思います。「なりたい自分」は誰かひとりをモデルにすればいいわけではなく、出会ってきた人たちのいいところを掛け合わせて出来上がっていくものだと思うんです。だから私も、誰かの「なりたい自分」のきっかけになれる人間でありたいですね。

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次回は、KATEのアイテムを使ったメイクからインスピレーションを受けた2つのダンスを、動画でお届け。「ヌーディ」と「カラー」異なる2つのメイクによって生まれた、これまでにない彼女の表現とは。

期間限定配信:10月下旬頃まで

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

Profile

yurinasia
1992年、福岡県生まれ。ダンサー・コレオグラファーであり、2児の母。10代からダンスを始め、形にとらわれない独自のスタイルにより数々のコンテストで賞を受賞。現在は地元でブレイクダンサーの夫・ayumuguguと主宰する「jABBKLAB(ジャブクラブ)」でダンスインストラクターを務めながら、多岐にわたって活躍する。近年では『Vaundy』『優里』などのMV出演をはじめ、『日清食品』や『UNIQLO』のCMにダンサーとして出演。そのほか振り付けや演技指導にも力を入れており、年々表現者としての幅を広げている。

Staff

Photo:Yui Fujii
Hair&Make:Kazuma Kimura(skavati)
Stylist:Remi Takenouchi
Text:Wako Kanashiro
Edit:Asako Tanaka,Rei Yanase(Roaster)

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