季節のように変化する“私”をそのまま表現できるのがメイク vol.10 #3 女王蜂 アヴちゃん 2022.01.14

季節のように変化する“私”をそのまま表現できるのがメイク vol.10 #3 女王蜂 アヴちゃん 2022.01.14

季節のように変化する“私”をそのまま表現できるのがメイク vol.10 #3 女王蜂 アヴちゃん 2022.01.14

デビュー10周年を迎えたバンド「女王蜂」を率いる稀代のヴォーカリスト・アヴちゃん。彼女が思うメイクの楽しさ、そして表現方法とは?

NO MORE RULES.

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メイクは、“今の自分”を伝える方法

メイクは、“今の自分”を伝える方法

メイクは、“今の自分”を伝える方法

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──最初にメイクをしたときのことを覚えていますか?

子どもの頃、母親が使っていたアイシャドウに興味を持って、鏡台で塗ってみたのが最初だったと思います。すごく古いものだったので、きっと母が若いときに買ってとっておいたものだったんじゃないかな。メイクをすることで、自分の輪郭をはみ出していくような、自分ならざるものに変化していくような……そんな感覚が楽しかったのを覚えています。

──アヴちゃんにとって、メイクはどんな存在ですか。

私、メイクをしないと目が少しきつい印象になっちゃうときがあって。怖がられたくないから、目をあまり見開かないように意識する癖がついているんです。そうするとメイクをしたときもアイシャドウの色が見えやすくなりますし、細かいニュアンスが表現できる気がして。そんな風に、私にとってメイクは“見せたい自分”を打ち出して、プレゼンすることができる方法のひとつ。表面的なことだけではなく、その日の気分や、季節のように揺らぐ自分の“内面”を表現できる存在だと思っています。

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──では、メイクの仕方も毎日変化しますか?

人の顔って毎日少しずつ違うと思うんです。その違いを誰よりも察知して楽しめるのが自分だから、“その日の私”に合わせたメイクをしています。自分の中で完成形がはっきり決まっていて、いつも決まったアイテムとルーティーンがある人もいるけれど、私にとってのメイクは日々正解が変わるもの。私は毎日老いていくし、毎日賢くなっていくし、毎日楽しくなっていくから、顔も表情も変わってゆく。そういった日々の変化を、メイクで表現したい。

──譲れないメイクポイントはありますか?

パーツが主張しすぎない、自然体な陰影メイクが好きです。目元は印象づけたいので、ラメ感のあるアイシャドウをのせて、切長な目になるように細くアイラインを引きます。しっとりしたハイライトでツヤ感を足して、リップは肌馴染みのいい色で抜け感を出したり。あと、ヘアメイクさんにメイクしていただくときも、必ずどこかのパーツは自分でメイクをするようにしています。信頼関係がある上で、自分でチェックして、最後に微調整を入れるというのは欠かせないポイントかもしれません。

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POINT 01 アイシャドウは単色のブラウンをアイホール全体にのせてから、目頭と目尻にのみ差し色にツヤのあるブルーをのせる。涙袋には大粒のラメが入ったパープルをのせ、煌めきと影をプラス。アイライナーは肌馴染みのいいグレー系のブラウンで切れ長に引き、印象的な目元に。

POINT 01 アイシャドウは単色のブラウンをアイホール全体にのせてから、目頭と目尻にのみ差し色にツヤのあるブルーをのせる。涙袋には大粒のラメが入ったパープルをのせ、煌めきと影をプラス。アイライナーは肌馴染みのいいグレー系のブラウンで切れ長に引き、印象的な目元に。

POINT 01 アイシャドウは単色のブラウンをアイホール全体にのせてから、目頭と目尻にのみ差し色にツヤのあるブルーをのせる。涙袋には大粒のラメが入ったパープルをのせ、煌めきと影をプラス。アイライナーは肌馴染みのいいグレー系のブラウンで切れ長に引き、印象的な目元に。

POINT 02 アイブロウは自眉を生かしつつ、ライトブラウン系のパウダーを全体にのせ、隙間をペンシルで自然に埋めていく。仕上げに眉マスカラでふんわりと毛並みを整える。

POINT 02 アイブロウは自眉を生かしつつ、ライトブラウン系のパウダーを全体にのせ、隙間をペンシルで自然に埋めていく。仕上げに眉マスカラでふんわりと毛並みを整える。

POINT 02 アイブロウは自眉を生かしつつ、ライトブラウン系のパウダーを全体にのせ、隙間をペンシルで自然に埋めていく。仕上げに眉マスカラでふんわりと毛並みを整える。

POINT 03 ハイライトはツヤ感の出る下地を頬骨の高い位置に仕込み、さらにベージュのラメ入りアイシャドウをチークのように頬にのせて美しい光沢感を出す。

POINT 03 ハイライトはツヤ感の出る下地を頬骨の高い位置に仕込み、さらにベージュのラメ入りアイシャドウをチークのように頬にのせて美しい光沢感を出す。

POINT 03 ハイライトはツヤ感の出る下地を頬骨の高い位置に仕込み、さらにベージュのラメ入りアイシャドウをチークのように頬にのせて美しい光沢感を出す。

POINT 04 リップはミックスしたレッドベージュを全体にのせる。唇の色に近い自然なヌーディカラーで、ツヤを出しつつもアイメイクを引き立たせる仕上がりに。

POINT 04 リップはミックスしたレッドベージュを全体にのせる。唇の色に近い自然なヌーディカラーで、ツヤを出しつつもアイメイクを引き立たせる仕上がりに。

POINT 04 リップはミックスしたレッドベージュを全体にのせる。唇の色に近い自然なヌーディカラーで、ツヤを出しつつもアイメイクを引き立たせる仕上がりに。

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何も気にせず、好きな色を塗ればいい

何も気にせず、好きな色を塗ればいい

何も気にせず、好きな色を塗ればいい

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──メイクは色選びも大切ですが、アヴちゃんは“色”をどんな風にとらえていますか?

私はお仕事柄さまざまな色を身につけるので、自分に似合わない色や、似合わないお洋服って特にないと思っているんです。パーソナルカラーも知らなくて。でも、モデルのお仕事で「アヴちゃんの肌の色ってかっこいいよね」って言われたときはすごくびっくりして、嬉しかった。人生で初めて自分の肌の色を褒めてもらえたことが、ものすごく衝撃でした。日本だと「肌色」の標準が決まっている感覚があるじゃないですか。でも、私は「肌色」っていう言葉にとても違和感があるんです。歌詞などで「肌色」を使う場合は、違和感という意味で使っています。

──当たり前のことですが、肌の色はひとつじゃないですよね。KATEもファンデーションの色味に関して、標準という言葉を用いなくなってきています。

やっぱりそういう変化って時間がかかるんですよね。だから、世の中に合わせなくていいんです。「みんな、自分のスピードでびゅんびゅん生きていきましょ!」って言いたいですね。

──似合うメイクがわからなかったり、やりたいメイクがあるけれど踏み出せない人へのアドバイスをお願いします。

似合うかどうかとか、人にこう思われたいとか、色々あると思いますが、何も気にせず自分の好きな色を塗ってください。なんて、身も蓋もなくてすみません(笑)。でも、最近は「ツヤ肌」が流行っているけれど、それまではテカりを許さない「マット肌」が主流だったじゃないですか。トレンドは移りゆくものだから、流行り廃りじゃない自分の好きな色を塗って、メイクを楽しめばそれでいいんじゃないかなと思います。

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次回は、アヴちゃんがKATEのアイテムを使って2タイプの“豹変メイク”に挑戦します。
アヴちゃんの鮮やかな変化をお楽しみに。

NO MORE RULES.

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Profile

女王蜂 アヴちゃん
2009年に結成し、2011年に『孔雀』でメジャーデビューしたバンド「女王蜂」のヴォーカルであり、作詞作曲も手がけるアーティスト。圧倒的な音域の広さとパフォーマンス、コンセプトや衣装まで作り込まれたステージで多くの人を魅了する。2021年10月に新曲『KING BITCH』をリリース。音楽活動のほか、ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2019年)や映画『犬王』(2022年公開)への出演など、活躍の幅を広げている。

Staff

Photo:Yui Fujii(Roaster)
Hair&Make:Mika Kimura
Text:Mayu Sakazaki
Edit:Haruyo Sugie,Sara Fujioka,
Ayano Homma(Roaster)

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