生きているだけで自己表現はできている。 #nomorerules. vol.7 #1 板垣李光人 2021.6.30

生きているだけで自己表現はできている。 #nomorerules. vol.7 #1 板垣李光人 2021.6.30

生きているだけで自己表現はできている。 #nomorerules. vol.7 #1 板垣李光人 2021.6.30

“美しすぎる少年”と話題になり、その存在とミステリアスな雰囲気で幅広い分野から注目を集める俳優・板垣李光人さんが考える“自分らしさ”とは?


01. 自己表現とは生きること


02. 好んでくれる人のために動く


03. ゆっくり自分を好きになって


NO MORE RULES.

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見たもの・感じたことを表現することが好き

見たもの・感じたことを表現することが好き

見たもの・感じたことを表現することが好き

――唯一無二の美しさでファンを魅了する板垣さんですが、ご自身で思う自分の魅力とは何でしょうか。

んー…、なんだろう?自己表現というアウトプットに長けているところでしょうか。見たものや感じたものを自分の中で解釈して具現化できるというか、自作自演できるというのは感じています。インプットしたものを芝居、ファッションやメイク、イラストといったいろんな手段で昇華し、自己表現しているのかなって思っています。

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――その板垣さん独特の感性に惹かれているファンの方も多いですよね。そのような自己表現をし始めたのはいつからでしょうか。

アレッサンドロ・ミケーレが手がける、〈GUCCI〉の2017AWランウェイを見てからですね。あのアートな世界観に触れてからファッションにますます興味を持ちましたし、ファッションの魔力に取りつかれ、見た絵画や聴いた音楽などをファッションを通して表現するようになりました。自分が感じたものを形として纏うことで、“自分”というものを出せると感じたんです。僕がよく描くイラストに関しても、自覚を持ってやり始めたのはアレッサンドロ・ミケーレとの出会いがきっかけだったのかなと思います。

SCROLL   SCROLL

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――板垣さんにとって、自己表現をする意味とは何でしょうか。

すごく壮大な話になっちゃうんですけど、僕は生きていること自体が自己表現だと思っています。常にインプットしてアウトプットしながら生きているので、それが自然に自己表現しているということになっていると思います。

自分をいいねと言ってくれる人のために動きたい

自分をいいねと言ってくれる人のために動きたい

自分をいいねと言ってくれる人のために動きたい

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――自分を表現することで、悩んだことはありますか。

悩みというほどではありませんが、今の時代においてまだ自分は特殊なんだろうなとは自覚しています。だからその存在に対して、防御態勢をとる方がいるというのも自然なことだとも思っていて、あまり気にしないようにしています。いいねと言ってくれる人のために動きたいので。

――19歳という若さで、そんなにしっかりとした考えがあるのってすごいですよね。

この仕事をしているからだと思います。一般人として生きていたらインタビューされることってなかなかないと思うんですけど、こういう取材は自分と向き合える時間なので、考えが整理されるというか…。自分のことが100%分かっているかといったらそうではないけど、自分と向き合う時間が多いことで、考えを構築できているのかなと思います。

――これだけしっかり考えがあると、話が合うのは同年代よりも年上の方でしょうか。

年上の人の方が、テンションが合いますね。同年代の子たちの思っていることももちろん興味はありますが、生きている年数が長い方たちの話す内容が僕は好きなので、そういう人の方が合うかなと感じています。でも感覚的に“この人合うなぁ”って思う人は、年齢関係なくすぐ仲良くなれます。

SCROLL   SCROLL

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自分を好きになるのは今じゃなくてもいい

自分を好きになるのは今じゃなくてもいい

自分を好きになるのは今じゃなくてもいい

――さまざまな物を吸収して自分らしく表現している板垣さんですが、自分のことが好きな瞬間、嫌いな瞬間はありますか。

基本的には自分を愛していますけど、人見知りなところは時々嫌いになります。ドラマや映画で初めて会う方との時間は、その作品のおかげで出会える貴重な機会なので無駄にしたくないんですけど、自分は喋りかけてもらわないと話せない人間なので…。あまり話せずに終わってしまうことも多く、そういうときは嫌だなぁと思います。

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――それですごく落ち込んだりすることもあるんですか。

その時は自分って嫌だなとは思うけど、そこまで落ち込みはしないですね。すごく落ち込む時は、“あの服買っておけばよかったなぁ”って時(笑)。もう手に入らない物は、血眼になって代わりになりそうなものを探します。

――自分を好きになれない、好きなところがわからない、そんな人にアドバイスはありますか。

対人関係で苦手な人がいればその人と距離を置けばいいだけだけど、“自分”というものは何よりも近いし、一生の付き合いで離れようがないんですよね。だから自分をすぐ好きになろうとしなくてもいいと思うんです。苦手と思った人と、短時間で仲良くなろうと思ってもできないじゃないですか。それと同じ。自分は一番近い存在だから焦っちゃうとは思うんですけど、人生は長いので、自分を好きになるタイミングは10代じゃなくて50代かもしれない。そうやって好きな自分を見つけるのも、嫌な自分を認めることも、ゆっくり時間をかけていけばいいと思います。

――自己表現することは、すべての人に必要だと思いますか。

僕にとって表現は大げさなものではなく、食事のようなもの。食べたかったら食べるし、食べたくなかったら食べないといったそれだけのことなんですよね。だからあまり深く考えず、自然体で生きていいと思います。それだけで“自己表現”になっているはずですので。

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次回はルールや常識に縛られて悩んでいる人へ向けて、板垣さんが伝えたいことをお伺いします。

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

Profile

板垣李光人
2002年生まれ、俳優。ドラマ『仮面ライダージオウ』、『ここは今から倫理です。』、『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。』などに出演。2020年公開の映画『約束のネバーランド』では主要キャラクター、ノーマン役に抜擢。俳優として活躍する傍ら、女性モード誌では表紙を飾るなど、類まれなセンスと神秘的な美しさで注目を集める。現在は大河ドラマ『青天を衝け』に出演中。

Staff

Photo:Kyoko Munakata(SIGNO)
Styling:Tsuyoshi Kurata
Hair&Make:KATO(TRON)
Text:Ayumi Kinoshita
Edit:Haruyo Sugie, Sara Fujioka,
Ayano Homma(Roaster)

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