僕のことをすべて分かってもらえなくていい。KATE TOKYO MAGAZINE #nomorerules. vol.1 吉井添 2020.12.22

僕のことをすべて分かってもらえなくていい。KATE TOKYO MAGAZINE #nomorerules. vol.1 吉井添 2020.12.22

僕のことをすべて分かってもらえなくていい。KATE TOKYO MAGAZINE #nomorerules. vol.1 吉井添 2020.12.22

“no more rules.=なりたい自分は自分でつくる”。KATEのコンセプトのようにルールに縛られず、自分らしく自己表現をして生きる人にインタビューする#nomorerules。モデル界に突如として現れた新星・吉井添さんの“自分らしさ”とは?


01. 変だなと思うところがいっぱいある


02. 子どもには制限せず好きなことをやらせたい


03. メンズメイクという言葉がすごく嫌い


NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

仕事とプライベートは別。 モデルをしている時は自己主張しない

仕事とプライベートは別。 モデルをしている時は自己主張しない

仕事とプライベートは別。 モデルをしている時は自己主張しない

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—儚げで底知れない強さもある吉井さんですが、自分の魅力は何だと思っていますか。

魅力だと思うところは全くなくて、変だなと思うところはいっぱいあります。例えばカニみたいな細い手。たくさん食べるのに、代謝がいいのか小さい頃から全然太らないんです。でもそのコンプレックスが有効活用できるモデルという仕事ができて、この代謝の良さでよかったなぁと思っています(笑)。

—自己表現をしているという意識はありますか。

モデル業は、自分を採用してくれた人の意思にどれだけ近づけるかっていうことが大事だと思っているので、仕事で自己主張はしてないです。できる限りオーダーのニュアンスを掴みたいと思ってやっています。その分プライベートでは自分を丸出しにしているので、特に意識はしてないです。

自分の絵は借り物。だって100%の オリジナルなんてないと思うから

自分の絵は借り物。だって100%の オリジナルなんてないと思うから

自分の絵は借り物。だって100%の オリジナルなんてないと思うから

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—SNSではご自身で描かれた絵も公開していますよね。

モデルになる前から投稿していて、自己発信なのかな…。というよりは、好きなものをのせているだけですね。ツイートにも深い意味はなく、想いがあったとしても誰かに自分の全部を分かってもらうことはできないし、相手のことも全部は分かってあげられないと思っています。

イラストによってタッチを使い分ける吉井さんの作品。

イラストによってタッチを使い分ける吉井さんの作品。

イラストによってタッチを使い分ける吉井さんの作品。

—何かを発信するとき、反応が怖いと思うことはありますか。

やっぱり怖いと思ったこともありますが、たくさんの方が見てくれていることをは理解しています。表に立つことで多少縛りは感じますが、今はモデルが第一優先でとても楽しいのでそれは苦ではありません。

SCROLL   SCROLL

SCROLL   SCROLL

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—自己表現をすることは必要だと思いますか?

んー…必要かどうかを断定するのは難しいです。自分の中で自己表現ってとても難しいものなんですよね。100%オリジナルってないと思うんです。音楽や絵、何に関しても、自分を表現するものは絶対にオリジナルではないんです。誰かの音楽を聞いて好みのジャンルを知って、その曲調を好きにならなければ、自分の曲はできないのだから。いろんな漫画家やイラストレーターの絵柄を真似して盗んで、調合してできたのが今の自分の絵です。

縛られない生き方は母の影響。 のびのび生きるのが好き

縛られない生き方は母の影響。 のびのび生きるのが好き

縛られない生き方は母の影響。 のびのび生きるのが好き

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—KATEは「no more rules.」をコンセプトに掲げていますが、吉井さんが嫌なルールって何でしょうか。

見た目に関するルールですね。小さい頃から規制されすぎちゃうと、自分らしいセンスも死んでしまうと思うんですよ。あとたまに個性的な格好を批判する人がいるので、それを気にして思うように自分らしい行動ができない人が多い気がします。そういうのがなくなって、みんな自由にできたらいいなと思います。

—ご自身はルールには縛られない性格だと思いますか。

自分で自由人だなぁって思っています。組織に属するのも苦手なタイプで、ルールも好きじゃない。たぶん結構マイペースですね。自己肯定感はあまり高くないですが、自我は強いって感じだと思います(笑)。

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—人と違うことをすることは怖くはないですか。

高校まで田舎に住んでいたんですけど、そこはその土地のルールが確立されてしまっていて、男性メイクに対してあんまり良くないって思っている人もいたと思うんです。でもうちは母と姉3人の家庭で、母に女の子っぽい服を着させられたり、ポニーテールで運動会を走らされたりしていた子どもだったので、慣れていたのか、周りの目は気にならなかったです。

—吉井さんにとって縛られないことは大切なことですか。

僕は子どもにあれやりなさい、これやりなさいと言うのは反対です。好きなことをやらせて極めさせた方が、絶対ビッグになる気がします。完全に個人の主観ですけど、縛られない生き方の方が好きです。

“メンズメイク”って言葉が嫌い。 メイクに性別のルールはないから

“メンズメイク”って言葉が嫌い。 メイクに性別のルールはないから

“メンズメイク”って言葉が嫌い。 メイクに性別のルールはないから

—メイクはいつから始めましたか。

高校1年生のときからです。コスプレをしているときに始めて、そのときから目の周りをぐるぐると赤く塗っていました。人に見せたのは、周りが色気づいてメイクをし始めたタイミングに合わせましたが(笑)。周りにメイクをしている男の子はいなかったけど、自分はやりたいことをやる人間って周りに認知されていたので、すんなり受け入れてもらえました。

—メイクをすると、マインドにどんな変化がありますか。

僕にとって、メイクはマスクと一緒なんです。自分を隠すためというか、コスプレが起点だったので、もうひとりの自分になれる感じですね。

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—アートとメイクは関係していますか。

どちらも球体関節人形やドールの影響を受けています。昔から好きで、同じような顔つきになるように絵を描いたり、鼻先を赤くするドールメイクを調べてはやってみたりしていました。

—今後メイクはどうなっていくといいなと思いますか。

僕“メンズメイク”という言葉があまり好きではないんです。“メイク男子”“スノボ女子”というあえて性別を用いる表現にも違和感を感じます。男女や年齢も関係なくメイクの幅がもっと広がる…というとアバウトな言い方になってしまうんですけど、ルールなく、いろんな方向に広がればいいなって思っています。

—なりたい自分になるために大切なことは何だと思いますか。

僕は今、“自分らしさ”を大事にしておいてよかったなと思っています。気分によってファッションは変わるし、アンニュイなものが好きなときもあります。そんな日々変化する自分を大事にして、好きなことを自由にやることが大切だと思っています。

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NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

NO MORE RULES.

Profile

吉井 添 Ten Yoshii
イマージュ所属。19歳とは思えない凄艶な輝きを放つモデル。ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の吉井和哉さんの息子として今最も注目を集め、公表後一時アクセス不能になるほど話題が沸騰。色気ある美しいルックスに抜群のプロポーションを持つ併せ、Fashion誌を中心に活躍している。

Staff

Photo:Yuya Takahashi
Styling:Sohei Yoshida(SIGNO)
Hair&Make:Toru Sakanishi(SIGNO)
Text:Ayumi Kinoshita
Edit:Sara Fujioka,Haruyo Sugie(Roaster)
Design:Fuyuko Manome

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